妊婦と花粉症の関係
妊娠中は、花粉症の症状が酷くなったという妊婦さんが多くいます。
私もその一人で、毎年薬を飲まなくても大丈夫だったのに、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、すべての症状が悪化しました。
妊娠すると体質が変わるといいますが、妊娠中は、ホルモンの変化や自律神経の乱れによって、花粉症が悪化しやすいと言われています。
また、体がむくみやすくなり、鼻の粘膜も過敏になることも関係しているそうです。
妊娠中にできる花粉対策や、妊娠中でも使えるお薬について、実際に試してよかった対処法や処方薬についてご紹介します。
妊娠中にできる花粉症対策
花粉の多い時間の不要な外出を避ける
花粉は、天気や時間帯によって飛散する量が違います。
特に、雨上がりのお天気のいい日や風の強い日などは、花粉が多く飛ぶといわれています。
花粉が多く飛散する時間は、お昼ごろと夕方。
できるだけ、ピークの時間はさけて用事を済ませるようにしましょう。
天気予報や花粉アプリなどをチェックして、花粉の多い日は不要な外出は避けた方が無難です。
花粉の付きにくい服を着る
家に入る前には、玄関先で花粉を払ってから入って花粉を家に持ち込まないのが鉄則。
外出の時は、できるだけツルツルした生地の服がおすすめ。
フリースやファーなどのついた毛足の長い服は、花粉が付着しやすいです。
もちろんマスクメガネは必需品ですよ。
髪の毛にも花粉が付きやすいので、帽子をかぶったり、髪が長い人はまとめておくとよいでしょう。
洗濯物は部屋干し
洗濯ものには多くの花粉が付着します。
できるだけ洗濯は部屋干しにして、家に除湿器や乾燥機がある場合は利用をおすすめします。
どうしても外干ししたい場合は、取り込む時によく花粉を払ってから取り込みましょう。
ただし、飛散ピークの時期はシーツなど大物を洗うのは控えた方が無難です。
我が家では、乾きにくいものは外干し、タオルやパジャマ類はドラム式の乾燥機で乾かすようにしていますが、それだけでもかなり楽になりました。
掃除は拭き掃除にする
床の掃除は、掃除機を使うのが一般的ですが、花粉に関していうと、床にたまった花粉やハウスダストを掃除機の排気が巻き上がらせてしまうため逆効果です。
また、花粉が細かく砕かれフィルターを通り抜けてしまい、結局花粉をまき散らすだけになってしまう場合も。
花粉の時期の床掃除は、固く絞った雑巾か、フローリングワイパーなどの拭き掃除がおすすめです。
花粉症にいい食品を取る
ヨーグルトやレンコン、シソ、青魚など、免疫力を高め、粘膜を保護してくれる食品を多くとるようにします。
飲み物だと、甜茶やルイボスティーがノンカフェインで妊婦さんにおすすめ。
加湿器をつける
花粉のために空気清浄機を利用している人は多くいますが、以外にも胎児なのは部屋の湿度。
湿度を60%程度に保つことで、花粉の舞い上がりを防ぎ、粘膜を保護してくれる役目があります。
自律神経を整える
妊娠中は、自律神経が乱れやすくなるため、できるだけ規則的な生活や、適度な運動、ストレスを溜めないようにして、自律神経を整えることが、花粉症対策だけでなく快適なマタニティライフのためにも重要です。
妊娠中におすすめの花粉症対策グッズ
ここからは、妊婦で花粉症の私が、実際に試してみて良かったグッズをご紹介します。
まずは、鼻についた花粉を洗い流す商品ハナノアシャワー 痛くない鼻うがい 使い方簡単タイプ (鼻洗浄器具+専用洗浄液300ml)
花粉は、洗い流すのが一番効果的。
鼻うがいと聞くと、痛そうとか難しくて出来なそうなイメージですが、やってみると意外と簡単。
専用の器具を使ってやると初めてでも誰でもできます。
専用の液を使っているので、全く痛みもありませんよ。
終わった後は、本当にスッキリします。
帰宅後の手洗いうがいと一緒に、鼻うがいがおすすめです。
それでもやっぱり鼻うがいは嫌、もっと気軽に鼻の中を洗いたいという場合は、アルガード 鼻すっきり洗浄液 100mLがおすすめ。
鼻の中にスプレーして花粉を洗い流す商品。
鼻の奥まで完全に洗い流すことは出来ませんが、ハナノアよりも液が一気に鼻の中に入ってこないため使いやすいです。
また、洗浄ノズルが本体についていて、スプレーした後は、ティッシュで鼻をかめばいいだけなので、外出先で使えるのもメリットです。
ミントの香料がスーッとして、鼻づまりもすっきりします。
お次は、鼻に塗る鼻しっとりジェル 10ml。
鼻の粘膜を長時間保湿してくれるジェルです。
乾燥した粘膜を保護して、花粉の侵入も防いでくれるもの。
花粉症の時だけでなく、鼻が乾燥してかさぶたが出来ちゃうときなんかにも頼りになります。
ペパーミントの香りがすっきりして気持ちがいい。
鼻うがいをした後に、これを塗っておけば完璧です。
妊娠中に使える薬について
妊娠中は、胎児への影響を考えるとできるだけ薬は使いたくないもの。
でも、症状がひどくて寝不足だったり日常生活に支障をきたしてしまう、くしゃみでお腹が張ってしまったり、どうしても辛い場合は、点鼻薬や目薬、妊娠中でも飲めるお薬もありますので、我慢せず産婦人科で相談しましょう。
特に、点鼻薬や目薬は、局所的に作用するためほとんど影響はないとされています。
ただし、妊娠周期によっては使えないお薬や、避けたい成分もありますので、必ず医師に相談してから使用してください。
私の知り合いには、くしゃみしすぎてあばら骨を疲労骨折してしまった妊婦さんがいます。
赤ちゃんが心配で、お腹に力を入れないようにくしゃみをしていたら、あばらが痛くなってしまったそうです。
できるだけ薬には頼りたくないものですが、我慢のしすぎにもお気を付けくださいね。
ちなみにご参考までに、私が産婦人科で処方していただいた薬がこちら。
リボスチン点眼液とクラリチンレディタブ錠。
妊娠31週の時に、あまりにも花粉症が辛くて相談しました。
目薬は、ホント目のかゆみが楽になります。
錠剤は、赤ちゃんのことも考えて、どうしても辛い時だけ飲もうと思っているのですが、今のところ日々の花粉対策のおかげか、飲まずに済んでいます。
ただでさえ辛い妊娠生活。
花粉症がひどくなると、精神的にも肉体的にも余計大変ですよね。
でも、花粉のピークもあと少しの辛抱なので、妊婦の皆様、頑張りましょうね!